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キッチン
-キッチンの種類と選び方-

あなたの理想のキッチンはどんなものですか?
朝・昼・晩、使用頻度が多い分だけ、理想と現実に悩みがちなのがキッチン空間。

今のご自宅のキッチンの良いところ悪いところを考えながら、理想のキッチンに立った時のことを想像してみてください。

・キッチンとリビングダイニングとのつながり方はどんな風がいいですか?

・キッチンの形(壁付型、対面型やアイランド型など)はどのタイプがご自分に 合ていると思いますか?


実例をみながらあなたにあったキッチンを想像してみてください。

 実例1)対面キッチン

 実例2)アイランドキッチン

  実例3)キッチンのリノベーション

  





実例1)

こちらのキッチンは、キッチンとリビングダイニングのつながりを十分とりながら、 手元のごちゃごちゃが見えないよう、110cmほどの壁をキッチンの前に立てています。

キッチンまわりの片付けがさぼりがちになっても、リビングダイニングからはみえないので安心です。


また、この作り方のもう一つのメリットは、システムキッチンの価格が安く抑えられるということ。

(このページでは、「キッチン=キッチン部屋のこと」「システムキッチン=キッチン台のセット、機器としてのキッチンのこと」としています)


システムキッチン自体があまりみえないので価格を抑えたものを選んでも、他のインテリアに影響しませんし、手元隠しの壁を立てる金額は微々たるものです。



また、この事例は、一体のリビングダイニングに半分閉じたキッチンがくっついてるというような構成なので、諸々の食料品や食器なども 隠しながら使いやすい場所に収納できるようになっています。



隠そう、隠そうと閉じていくとどうしても暗くなってしまいがちですが、南側の大きな窓に面するような構成にしているので、 明るさも景色も気持ちよく、帰ってきたお子さんの姿がみえるようになっています。



奥の出入口のアーチは奥様のこだわり。

壁のクロスの色も変えることで目に留まる壁になり、見えるたびにうれしくなるポイントにしました。

自分の好きな形、好きな色を取り入れることで、 お金をかけなくても炊事が楽しくなるキッチンにできるのです。



   
   



実例2)

こちらのお宅は、キッチンがLDKの中心となるのような考え方で配置しています。


アイランドキッチンはやはり、家族で楽しく炊事をしたいという方におすすすめ。


一般的なキッチンでは、一方向からしかコンロや流しが使えませんが、このタイプだと反対側からでも90度横方向からでも使えるので、
こちらのお宅でも、子供たちが自然とお手伝いしてくれるようになったそうです。


デメリットはやはり、キッチンの上のものがどこからでも見てしまうので上級者向けのキッチンだということ。

このような場合は、きれいな見た目を保つために、収納はたっぷりと使いやすい場所に確保するなどの工夫が必要です。

収納の回でもご紹介しましたが、隠す場所の充実が見せる場所をきれいに保ってくれます。


もう一つ、キッチンが主役な分、システムキッチンにはそれなりの予算を取る必要があります。


特に、写真のような濃い色やの素材感のある仕上のキッチンはどこのメーカーさんでも価格がお高め。

他の予算を抑えてキッチンをがんばった分、「お気に入りのキッチンをいつもきれいに保とうという気持ちになるので、片付けも苦じゃないんですよ。」という心理的な効果もあるようです。

毎日使う場所だから、自分の気分をあげてくれる場所にしたいですよね。




   
   
  
(システムキッチンには前後にたっぷりの収納、それに加えて、キッチンのそばにパントリーがあるので、電子レンジ、炊飯器、予備の冷蔵庫などの家電も見えないところに。 360度使えるアイランドキッチンなので、炊飯器、電子レンジもパントリーの中にあっても不便さを感じないとおっしゃっていました。)






実例3)

リフォームやリノベーションでは、水回りを変更できない場合が多々ありますので、そんな場合の例をご紹介します。

こちらのお宅は、比較的キッチンが囲われたスペースになっています。

キッチンが、リビングダイニングと対面するのではなく横にくっついたような構成。

この構成で注意が必要なのは、キッチンの足元部分がリビングダイニングに見えてきててしまうこと。

買い物した袋やゴミ箱などを置きがちな足元が見えるとごちゃごちゃした印象になりがち。

こちらのお宅では、水廻りを動かすとお金がかかってしまうこと、お一人暮らしだったことなどから以前のままの配置を採用しましたが、足元がどうしても気になる時は、 お客さんが来た時に閉められる扉をつけるというやり方もあります。

元々は3枚目の写真のように、もっと壁で仕切られた場所になっていました。

新しいプランでは、キッチンの位置は元のままですが、壁を一部取り払うだけで解放感がずいぶん変わりました。

実例1,2と違い、壁に向かってキッチンが付いている壁付型のキッチンは、価格を抑えられるので、マンションなどで多く採用されています。

壁に囲われているので、油や水の飛び跳ねや匂いなどはキッチン内で処理しやすいとも考えれらます。

マンションであったとしても、キッチンの位置変更が可能な場合もありますので、疑問に思った時はぜひ専門かにご相談を。





   
   



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